このページでは、ファンケル総合研究所 ビューティサイエンス研究センターより
最新の研究データや、皆様の肌へのお役立ち情報を発信していきます。
ファンケルの独自技術ともいうべき無添加。その「ストレスフリー」設計が、肌の老化関連タンパクを調整していることに着目し、開発を進めてきた「角層バイオマーカー技術」は、ひとり一人異なる肌特徴を細胞レベルから解析する技術です。
寒さも本格的なこの季節、代謝の低下を感じていませんか?
お肌の土台をつくり若々しい肌を維持するために欠かせない「ターンオーバー」。
でも滞るとお肌はゴワゴワカサカサに・・・
肌の奥の表皮の底の部分(基底層)では細胞が絶えず増え、形を少しずつ変えながら表面に押し上げられ、角層になります。表面の角層はしだいに垢となってはがれ落ちていきます。この流れがいわゆるターンオーバーです。若いときは約1ヵ月といわれていますが、加齢にともなって、細胞が増える力が低下するばかりでなく、角層をはがす力も低下するので、ターンオーバーに3か月もかかってしまう場合もあります。その結果、年齢が高くなると表皮が薄く、角層が厚くなってしまいます。(図1)
ターンオーバーを良くするには、まずはお肌に栄養を与えて、細胞を元気にして生まれ変わりを助けること。
血流が低下することでお肌に栄養が届かなくなります。運動やマッサージなどで血流を上げて生まれ変わりを助けましょう。
もうひとつは古い角層をはがす力を高めること。
そのカギとなるのが角層をはがすハサミのような働きを持つ酵素「KLK7」です。私たちはこのKLK7とハリの関係について研究を進めています。研究の結果、KLK7不足によるターンオーバーの滞りと、ハリの低下に関係があることがわかりました。(図3)
角層をスムーズに切り離してあげるにはKLK7がきちんと働くことですが、そのために欠かせないのが「水分」。KLK7は水分がないと働けません。冬の血流の低下に加え、乾燥による水分不足は、まさにターンオーバーが滞る原因に。そのために必要なのが「保湿」。保湿は乾燥対策だけでなく、KLK7の働きを助け、肌を生まれ変わらせることで、弾力(お肌のハリ)の維持にもつながるのです。
(研究詳細は研究所のホームページへ http://www.fancl.jp/laboratory/report/27.html )
弾力(肌のハリ)に一番関わるのは年齢です。加齢による弾力低下は避けて通れないのですが、実は、20代30代の若い方でも、60代なみの弾力の方も少なくありません。2017年1月~2月に5階未来肌研究室にて、「ハリ肌チェック」にご参加いただいた方は、20代から80代まで、計325名。その結果でも、30代なのに60代の平均弾力より低い人が27%、40代では41%という結果でした。
角層の厚くなる冬には弾力が低下します。(図4)年齢にまけないお肌の弾力UPには、冬の血流UPと保湿対策で、生み出す力と剥がす力を高めましょう。
vol.16 ハリを保つコラーゲン
vol.15 ハリを保つコラーゲン
vol.14 アンチエイジングの決め手。抗酸化と抗糖化。
vol.13 頭皮も老化?
vol.12 春の炎症・夏の炎症
~季節と肌の深い関係~
vol.11 冬はなぜ「ターンオーバー」が滞る?
vol.10 肌のかゆみはどう治す?
vol.9 肌は心をあやつります
vol.8 「APPSα」の秘密
vol.7 角層バイオマーカー開発の今後
vol.6 11月12日は
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vol.5 微生物は化粧品の敵!?
vol.4 テーラーメードスキンケアの
時代です!
vol.3 夏の敏感・乾燥リスクに
ご用心!
vol.2 “ファンケル 銀座スクエア
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vol.1水素生活のオススメ