5F 研究技術ギャラリー内測定ルーム

ビューティサイエンス
最新情報

このページでは、ファンケル総合研究所 ビューティサイエンス研究センターより
最新の研究データや、皆様の肌へのお役立ち情報を発信していきます。

ファンケルの独自技術ともいうべき無添加。その「ストレスフリー」設計が、肌の老化関連タンパクを調整していることに着目し、開発を進めてきた「角層バイオマーカー技術」は、ひとり一人異なる肌特徴を細胞レベルから解析する技術です。

角層バイオマーカー測定は、4F パーソナルソリューションコースでお受けいただけます。

4F パーソナルソリューションコースへ >>


vol.13 頭皮も老化?

 お顔のケアは、とても気にするのに、自分でチェックしにくい頭皮は、気を配らない方も多いようですが、頭皮は、お顔以上に様々なストレスを受けています。加齢に加えて、乾燥、紫外線、そしてカラーリングやパーマといった刺激。そして、皮脂の酸化。

 毛穴づまりを防ごうとシャンプーを念入りにする方も多いはず。
ですが、シャンプーのし過ぎでかえって炎症を起こしてしまい、さらに、1か月ごとのカラーリングでは丈夫な頭皮もボロボロに。

 ファンケル銀座スクエアで行った「頭皮エイジングチェック」にお越しいただいたお客様に毛髪・頭皮のお悩みについてアンケートをさせていただきました。(図1)
「最も気になる悩み」について、
30代女性では、
1位薄毛 2位乾燥 3位髪の毛のうねり
40代では
1位白髪 2位薄毛 3位髪の毛のうねり
でした。

 40代になると、白髪悩みが、7%から45%に大きく増加しますが、気になるのは、30代のうちから、薄毛が最も気になるという方が、35%もいらっしゃること!ついで30代では、乾燥が気になるようです。

我々研究者にとってびっくりしたのは、お肌のシワケアはこれから!と思っている30代のうちからすでに「薄毛」という老化兆候が気になる方が多いこと。

そこで、若々しい容姿の象徴である髪の毛を作る「頭皮」に着目して研究を始めたのです。

 そこで、角層バイオマーカーを頭皮に応用して測定しました。

 その結果、頭皮のうるおいが少なく、赤みのある頭皮の方は、 「炎症性のタンパク」が頭皮角層に多く検出されていることが新たにわかりました。

 気づかない「頭皮の奥の炎症」は、育毛環境の低下につながり、 新しく生まれてくる髪の毛の生育にも影響を与えます。
頭皮には、皮脂やうるおいをとりすぎず、乾燥させないやさしい洗髪をこころがけることで、 炎症性のタンパクも出にくくなります。

若いうちからの薄毛ケアの第一歩は。頭皮のストレスによる「炎症防御」です。 お顔のケアだけでなく、頭皮もしっかりチェックしてください。