このページでは、ファンケル総合研究所 ビューティサイエンス研究センターより
最新の研究データや、皆様の肌へのお役立ち情報を発信していきます。
ファンケルの独自技術ともいうべき無添加。その「ストレスフリー」設計が、肌の老化関連タンパクを調整していることに着目し、開発を進めてきた「角層バイオマーカー技術」は、ひとり一人異なる肌特徴を細胞レベルから解析する技術です。
お肌の表面で肌のpHを保てるのは、肌を弱酸性にたもつ成分をお肌の常在菌がコントロールしているから。しかし、悪玉菌が増えると肌のバランスは大きく傾きます。
同じように腸内細菌においても、善玉菌のバランスを維持することは様々な疾患の発生や、お肌の健康維持にとても重要です。
今回、この腸内細菌バランスを毎日自分でチェックするアプリを開発運営しているウンログさんと銀座スクエアのコラボイベントを開催しました。
「ウンログ女子部」は、このアプリを使用する50万人のうち、アプリを超えて実際に交流するオフ会。便秘は、美容の最大の敵! ウンログ女子部のお客様を銀座スクエアにお迎えしてセミナーイベントを行いました。
まず、5階の研究技術ギャラリーで、肌チェック、健康チェックなどを体験いただきました。ファンケルスクエアは初めてきたというお客様ばかり。こんなフロアがあったなんて!と驚かれていました。
セミナーは、管理栄養士福澤さんによる食事や生活のポイントを解説と、ファンケルの青汁と発芽玄米の試食。 つづいて、松熊研究副所長が、 内から外からの美に関するレクチャーを行いました。
先着22名の限定セミナーでしたので、セミナー内容を簡単にここでご紹介します。
腸内環境が悪化し、便秘になると、腐敗産物であるフェノール類やパラクレゾールなどが腸内に蓄積されます。それらが血液に吸収され、全身にゆきわたると、肌のトラブルにつながります。実際に快便の人と便秘の人を対象に調査を行ったところ、便秘の人は乾燥やにきび、吹き出物などの肌トラブルが多いことがわかりました。
さらに、加齢にともなって、腸の善玉菌が増えるために必要な免疫に関わるタンパク質が減少してしまうことで、腸内細菌叢が変化してしまいます。
質の良い睡眠、適度な運動、そして、食事バランスに気をつけ、腸に良い生活をこころがけましょう。
たんぱく質に糖がくっつき劣化する「糖化」反応でAGESができます。このAGESは身体の老化を加速させてしまいます。血液中に余分な糖分があると糖化しやすいので、血糖値を上昇させないような食事のとり方が必要です。
糖尿病患者を対象とした研究結果では、血糖値コントロールが不良な群では、腸内の悪玉菌が増えており、血糖値コントロールが良好な群では腸内の善玉菌が多く、特に、「アッカーマンシア」(Akkermansia)と呼ばれる善玉菌が多いことがわかりました。
加齢によって加速する体内の「糖化」対策にも腸内細菌コントロールが重要というわけです。
加齢によって肌の透明感が失われていくのも、糖化の影響が大きく、糖化の進行には活性酸素が関わってきます。そこで、対策に必要となるのが活性酸素の消去です。
活性酸素は日常的な生活の中で発生しますので、日々の活性酸素消去が重要です。
この写真は表皮角化細胞にストレスを与えて活性酸素を発生させた細胞の写真です。活性酸素を消去する効果を持つスイートピー花エキスを添加すると活性酸素が消去されているのがわかります。
私たちは、ファンケルが開発した角層バイオマーカーで、頬の角層から体内の状態をとらえることができないか、研究を続けています。
血液をとって調べなくても角層でわかるお肌の健康診断。
最近の研究で、酸化ストレスの高い状態を、血液と同様に角層でも測定できることがわかってきました。実用化に向けて、研究しています。
vol.17 エラスチンの加齢変化
vol.16 腸内環境とお肌の深い関係
vol.15 ハリを保つコラーゲン
vol.14 アンチエイジングの決め手。抗酸化と抗糖化。
vol.13 頭皮も老化?
vol.12 春の炎症・夏の炎症
~季節と肌の深い関係~
vol.11 冬はなぜ「ターンオーバー」が滞る?
vol.10 肌のかゆみはどう治す?
vol.9 肌は心をあやつります
vol.8 「APPSα」の秘密
vol.7 角層バイオマーカー開発の今後
vol.6 11月12日は
「皮膚の日」です!
vol.5 微生物は化粧品の敵!?
vol.4 テーラーメードスキンケアの
時代です!
vol.3 夏の敏感・乾燥リスクに
ご用心!
vol.2 “ファンケル 銀座スクエア
サイエンスサンデー ”
へのお誘い
vol.1水素生活のオススメ